日刊SPAの『一流のホステスは、バッグと“昼間の格好”でわかる――銀座最年少ママ・桐島とうか』について

いつものように、銀座のホステスさんの役に立つ情報を検索していたら、日刊SPAの

『一流のホステスは、バッグと“昼間の格好”でわかる――銀座最年少ママ・桐島とうか』

記事を拝見しました。

読んでいると、どうしても違和感のある記事だったので、私なりの見解をお話させていただきます。

私は、これまで沢山のママさん達とお話をさせていただきましたが、銀座のホステスの事を銀ホスと呼んでいる方に会ったことはありません。また、沢山のお店のミーティングなどにも参加させていただいておりますが、そこでも言われているのを聞いたこともありません。

ママさん達は、どなたも『銀座の女性』もしくは、『銀座の子』等と言われます。

銀ホスと言っている方は、お姉さんを含め聞いたことがないです。※最近の若いホステスさん達の中では言われているのかもしれません。

また、

『銀ホス(銀座のホステス)にとってバッグはやはりステータス。攻撃力と同じだから普通のおしゃれ感覚とは違うよ』

こんなことも聞いたことがありません。

時計では同じようなこと(身に付けるもので高価なものを付けると、安く見られないという意味で)を言っている方を何人か聞いたことはあります。ただ、時計も力のない子が良すぎる時計をしていると笑われるような傾向(変な営業の仕方をしているなどと思われがちです。)があります。なので、銀座のホステスさん達は高価な時計を買うときはかなりこの辺を意識されているはずです。※キャバ嬢は違います。キャバクラは、永久指名制でもない為、時計やバッグも高額なものをついこの間、夜の世界に飛び込んだ子でもお客様からプレゼントされたりして気軽に身に付けている方もいます。

どのお店でも、銀座のホステスとして一流を目指すなら言われることは服装です。これだけは、どのお店のミーティングでも言われることです。

一流のお店で働いているのだから、高価(4万以上)なドレスを買いなさい。もしくは、それに準じた高品質の生地のドレスを買いなさい。と、さらに靴も服装に準じてという事になるかと思いますが、靴に触れる方は少なめ。

鞄や時計(してないホステスさんも沢山います。)は、そこそこでも、服が2流で1流のホステスさんはいません。

「一流のホステスは、昼間はホステスに見える格好をしないそうです。我々にとっては有名な『ホステス心得帖』(北新地社交料飲協会)にあった一節を載せておきます。
一流のホステスはその人のムードが華やかであること。ただし、店用外出着と、生活用外出着が違うことを知らねばならない。ただ、地味すぎて生活が滲み出てしまっても駄目である」

ともありますが、一流のホステスさんで、店用外出着と生活用外出着が違うという方を見たことがないです。普段はホステスに見られる服を着ないというのは大阪特有のものなのかもしれません。

銀座のホステスさんは、日頃から、ホステスと思われるような服装な方は見たことがないです。そして、一流は、ホステスだと見間違うな服装は、もともとしませんし、一般女性とは、パッと見で違うくらいのオーラをまとってしまうことで目立つことはあり得ます。

さらに言うと、変えるとしたらメイクです。メイクは、生活用、お店以外のメイク、出勤時のメイクの3パターン位で変えている方は多くいらっしゃいますね。

そして、一番気になったのが、

『男性はバッグごときで女を見定めてはいけないと私は思うのです。』

の部分です。

一流の銀座のホステスさんは、言葉の重みと重要性を身にしみて感じている方々なので、公共の場で『ごとき』などという言葉を発することはまずありません。多分、桐島さんも文章を面白くそして、わかりやすく、さらに、インパクトのある書き物にしたかっただけかと思いますけどね。

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